リレンザ

平成27年8月に添付文書が改訂されたリレンザ

リレンザは、ザナミビル水和物を主成分とするノイラミニダーゼ阻害薬に分類される抗インフルエンザ薬であり、ウイルス表面のノイラミニダーゼに作用する事で感染細胞内で増殖したウイルスの遊離を阻害し、体内でのウイルス拡散を抑制する作用があります。結果として、
リレンザは、平成27年8月の厚生労働省医薬食品局で新たな副作用が確認された医薬品の一つであり、平成27年度指示分として独立行政法人医薬品医療機器総合機構より添付文書の改訂が指示されています。
吸入型治療薬であるリレンザは、では牛乳アレルギーの人に対するアナフィラキシーショックが報告されています。ドライパウダー型の吸入薬の1g中に添加物として牛乳を原料とする乳糖が数μgが含まれ、一般的な牛乳アレルギー患者でもアレルギー反応を起こすことはないのですが、極稀に吸入でアナフィラキシーショックの可能性があるとされています。その為、乳製品に対するアレルギーの既往歴がある患者に対しては、慎重投与と追記されています。
リレンザやタミフルは、平成17年より新型インフルエンザウイルスによるパンデミックに対応する為に備蓄されていますが、平成28年8月より備蓄薬の使用期限を迎え厚生労働省の備蓄目標である45%を下回る為に、平成27年10月に新型インフルエンザ等対策有識者会議で抗インフルエンザ薬の新しい備蓄方針がまとめられています。
平成28年8月以降のパンデミックに対する備蓄薬も、現在の備蓄薬であるタミフルやリレンザの他に、小児用にタミフルのドライシロップの備蓄準備が始められています。又、パンデミック時に増産流通が可能として、国内製薬メーカーが製造販売するラピアクタとイナビルの備蓄も開始されます。