リレンザ

平成27年のインフルエンザ流行状況と特効薬リレンザ

インフルエンザはおおむね12月から3月あたりの寒い時期に大流行するもので、免疫力の弱いお年寄りや子供では、合併症の肺炎やインフルエンザ脳症などによって命を落とす危険性もあるため、たいへん注意が必要なものです。
そこで、国立感染症研究所では、毎年インフルエンザウイルスの検出結果を分析して流行状況を速報として公表し、注意喚起につとめています。
平成26年から平成27年のシーズンの流行状況については、数あるインフルエンザウイルスのなかでも、A香港型とよばれるウイルスが圧倒的に多く、明確な対応が可能であったといえます。
平成27年から平成28年にかけてのシーズンの流行状況を見ると、ひきつづきA型が多いものの、2009年に世界的に大流行してパンデミックを引き起こしたウイルスや、B型ウイルスなどもそれなりの数が確認されており、ひとつには決めがたいということができます。
もちろん、流行前の平成27年中に接種することができたインフルエンザの予防注射については、A型をはじめとする何種類かのウイルスに対応できるように取り計らわれていましたが、今後も予測不能なタイプのウイルスの脅威には注意が必要な状況であるといえます。
インフルエンザにかかったときには、38度以上の発熱などの重い症状があらわれますので、すみやかに病院に行って、リレンザなどの投与を受けることが肝心です。
リレンザは体内で増殖しようとするウイルスを抑制するはたらきがあり、しかも気道の粘膜などのウイルスが感染しやすい部位に直接投与するタイプですので、治癒を確実に早めることができます。
ただし、リレンザは発症から48時間以内に投与するのが有効とされていますので、初期段階で対応できるかどうかというのがキーとなります。